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【陰干しブドウから造る 甘美な赤ワイン】 2019  アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ / カンティーナ ヴァルポリチェッ ラ ネグラール / ヴェネト州

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【陰干しブドウから造る 甘美な赤ワイン・・・アマローネ発祥の生産者】

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ / カンティーナ ヴァルポリチェッ ラ ネグラール / ヴェネト州

2019  Amarone della Valpolicella Classico / Cantina Valpolicella Negrar / Veneto 

ブドウ品種 ; コルヴィーナ70%, コルヴィノーネ15%, ロンディネッラ15%

味わい ; ガーネットがかったルビー色。バニラとブラックチェリーを伴う、スパイスの深い香り。飲み口はフルボディ。まろやかで柔らかい味わいを持ち、長い余韻を感じます。後味には、スパイスを感じます。



 イタリアを代表する長期熟成赤ワイン「アマローネ」。その製法は独特で、陰干ししたブドウから造るため、豊かなアロマと濃縮した味わいが特徴で、優に20~30年は熟成する長熟なワインです。
 今や世界中のワイン愛好家を虜にする有名ワインですが、アマローネの歴史は意外にも浅く、たったの80年程だというのはご存知でしょうか? アマローネと同じように陰干ししたブドウで造る「レチョート」という甘口ワインは、2000年以上前から造られているのに対し、アマローネが世間に知られるようになったのは1936年のこと。
 DOCGに昇格したのも2010年と割りと最近で、他のイタリア高級ワイン「バローロ」、「バルバレスコ」、「ブルネッロ」(どれも1980年に昇格)に比べると随分遅れてDOCGに昇格しました。

 生産地域はヴェネト州の西部、ヴァルポリチェッラ県です。 アマローネの正式名称は「アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ」で、その名の通りヴァルポリチェッラ村で造られるワインです。
 ロミオとジュリエットの町として知られるヴェローナの北に位置する丘陵地帯で、土壌は石灰質、凝灰岩土壌です。

 前述したとおりアマローネの歴史は浅く、ヴァルポリチェッラ村では伝統的にレチョートの甘口ワインを造っていました。

 しかしそれは、あるうっかりの事件からアマローネが生まれたのでした。
 1938年ある日、カンティーナ ヴァルポリチェッラ ネグラール(生産組合)の醸造責任者 アデリーノ ルッケーゼが、いつもの様にレチョートワインを造っていましたが、うっかり樽を置き忘れ、本来ならば甘みを残すためにアルコールを途中で止めなくてはならないところを、完全に発酵が終わり、辛口ワインになってしまったんだとか。
 この失敗作こそが後の「アマローネ」なのです。
 アマローネはイタリア語で「苦い」という意味で、甘口のレチョートと区別するために「アマローネ」と名付けられました。
 昔は、甘口が主流だったためレチョートの辛口を造ったところで売れませんでした。しかし、市場がしっかりとした赤ワインを求めるようになるとアマローネはうなぎ上りに人気が上昇し、バローロなどの高級ワインと肩を並べるまでになったのです。

【カンティーナ ヴァルポリチェッラ ネグラール】
 カンティーナ ヴァルポリチェッラ ネグラール(生産組合)は、230人のメンバーで構成される、歴史ある協同組合ワイナリーです。彼らは、高度な資格を持つチームの指導のもと、何世代にもわたって愛情を持って農業を行ってきたこの土地が奏でる歌を聴き、歴史と情熱に満ちたワインとなる果実を享受しながら働いてきたファミリーです。
 1933年以来、カンティーナ ヴァルポリチェッラ ネグラールは、ヴァルポリチェッラ・クラシカ地区を中心に733ha以上の葡萄畑を持つこの地域の、最も繊細で誠実な表現である高品質ワインの醸造に専念する男たちや女たちの物語を伝えてきました。葡萄生産者たちは、心に残るこの地で、笑顔と鋭い観察眼、献身的な努力で働いているのです。
 カンティーナ ヴァルポリチェッラ ネグラールは、1929年以降の大不況により、政治的・経済的に不安定な時期に設立されました。
 年間生産量は11,000,000本。

メーカー希望小売価格 7,200円(7,920円 税込み)

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